空き家を放置することのデメリットと売却時の注意点についてご紹介します!
2023/02/03
近年、空き家の放置による被害が問題になっており、その被害は自身に対するものだけでなく近隣へ及ぶ可能性があります。
もし所有している空き家に使い道がなく放置気味になっている方は、早期に売却することをおすすめします。
今回は空き家の放置によるデメリットと売却の際の注意点をご紹介します。
□空き家を放置するデメリットとは?
空き家の放置によるデメリットは5つありますので、それぞれ見ていきましょう。
1. 老朽化による修繕工事が必要
基本的に家は誰も住んでいないと劣化のスピードが速くなるのです。
定期的なメンテナンスをせずに放置すると室内設備・外壁や屋根の劣化がより進んでいくので、これらの修繕が必要になるのですが、かなりの費用がかかることになります。
2. 「特定空き家」への指定
自治体から「特定空き家」へ指定されてしまうと、空き家を修繕するか撤去するかの命令が下されます。
従わないと自治体によって強制執行が行われ、その費用は空き家の所有者負担になってしまうのです。
3. 近隣へ被害を及ぼした際の賠償
例えば空き家に発生したシロアリが、隣の民家に影響を及ぼしてしまう可能性があります。
他にも、生えっぱなしの木がいつか倒れてきたり、劣化した外壁や屋根の一部分が落下してくる危険性もありますよね。
それによって人のものを破損させた場合はお金で解決できるかもしれませんが、もし人の命に関わる被害の場合お金では解決できないので、そうなる前に売却しましょう。
4. 放火による賠償
空き家は放火犯罪の温床になりやすく、放火によって近隣まで広がってしまった場合は、その責任を負わなければいけなくなるかもしれません。
5. 価値が下がる
不動産は年月が経てば経つほど価値が下がっていきます。
特に木造住宅の場合、22年が耐久年数だと言われているので、これを過ぎるとほぼ価値が無い状態と同義です。
□売却する際の注意点について
いざ売却するタイミングになっても売却できなかったり手をこまねいたりしてしまうことは避けたいですよね。
次は注意しておくべき点について見ていきましょう。
1. 名義確認は絶対行う
売却の際、名義が自分で無いと売却はできません。
まずは相続した空き家の名義が自身になっているかを確認するようにしましょう。
2. 価格設定に注意する
売却価格が高すぎれば中々売れない状況が続き、安すぎれば損をしてしまいます。
そのため、価格設定は不動産会社と相談しつつ適切に設定しましょう。
3. 長期間になることを想定する
空き家に限らず不動産売却は長期戦になることを想定しスケジュールを考えなければいけません。
もし売却までの時期が限られているのであれば、そこから余裕をもったスケジュールを逆算しましょう。
□まとめ
空き家を放置することにより、費用面や近隣への被害などのデメリットがあります。
また、人の命に関わるような影響を与えてしまう可能性もあります。
そうなってしまう前に、早期の売却を検討しましょう。