空き家が減らない理由はなぜ?主な理由を解説します!
2022/08/07
空き家を放置するとさまざまな悪影響があるにもかかわらず、空き家が放置され続ける理由は何なのでしょうか。
空き家を放置する理由にはさまざまなものがあります。
今回は、空き家が減らない理由と、空き家を増やさないための対策について解説します。
ぜひ参考にしてください。
□空き家が減らない理由
近年日本において、少子高齢化や地方の人口減少などにより空き家問題が深刻になっています。
実際、日本における戸建のおよそ1割が空き家であるとされています。
では、空き家が減らない理由とは何なのでしょうか。
以下より主な理由を3つご紹介します。
1つ目は、相続問題です。
相続において、空き家を誰が引き継ぐかでトラブルが起こり、結果として相続人が確定しなかったり、共有で所有することになったりすることが理由で空き家を売却できないという場合があります。
2点目は、税制です。
空き家を土地と共に所有している場合に、空き家を解体して土地のみを所有することにしてしまうと、固定資産税の負担額が一気に6倍まで上がってしまいます。
この理由から空き家を解体せずに放置している例も多くなっています。
3点目は、人気が低いことです。
空き家を売りに出した場合、買い手が見つかることはやはり少なくなってしまいます。
家を新しく購入する人は、新築を選ぶ割合が高く、空き家は人気が相対的に低くなっています。
□空き家を増やさないための対策
空き家をこれ以上増やさないために、政策や個人の行動として行われている、あるいはできる対策を3点ご紹介します。
1点目は、空き家対策特別措置法です。
平成26年より、空き家対策特別措置法によって、周辺の居住環境や景観を著しく損ねると判断された空き家が特定空き家に指定されるようになりました。
この特定空き家に指定されてしまうと、その翌年から固定資産税は6倍になってしまいます。
これを防ぐために、空き家の持ち主は対策せざるを得なくなりました。
2点目は、空き家バンクの利用です。
空き家バンクとは、空き家の所有者とその空き家を利用したい人をマッチングしてくれるサービスです。
運営する団体は自治体になっています。
3点目は、売却です。
空き家は売れにくい場合もありますが、一旦売却してしまうとその後の税金に苦しめられる必要もなく、また現金が手に入ります。
□まとめ
今回は、空き家が減らない理由と、空き家を増やさないための対策について解説しました。
今回お伝えした情報が、皆様のお役に立てば幸いです。
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