空き家売却までの流れとポイントについてご紹介します!
2023/01/26
使う予定の無い空き家を所有していても無駄な維持費や税金を払わなければいけなくなります。
そんな時は思い切って売却してしまうのが得策です。
うまく売却できれば、売却益を手にできるので費用面でもプラスに働くでしょう。
そこで今回は売却までの流れと、売却時のポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
□空き家売却の流れについて
売却を成功させるために事前に流れを把握しておくことが大切なので、一緒に見ていきましょう。
売却の流れは、大きく分けて6ステップあります。
1. 査定
まずは空き家の売却価格を査定してもらいましょう。
査定価格は空き家の築年数や劣化状況などによって変わるので、できるだけ早い時期に売りに出すことで、査定価格の下落を防げます。
2. 不動産会社と契約する
これを専門用語で「媒介契約」と言い、売却を依頼する不動産会社に対して空き家を売却する旨を依頼して契約を結びます。
3. 買い手探し
売却方法は、「買取」と「仲介」の2パターンありますが、今回のケースは後者の仲介を例に挙げています。
大きな違いは以下の通りです。
・買取:買い手が不動産会社
・仲介:買い手が個人
あくまでも買い手は個人であるため、空き家が売りに出されたことを広告やホームページなどで宣伝しなければいけません。
基本的に3カ月ほどあれば売却可能ですが、条件によっては3カ月以上かかる可能性もあります。
4. 買い手との契約
買い手が見つかれば売買契約を結びます。
ここで価格や条件などの交渉を受けることがあるので、それを踏まえて価格設定をしておくことをおすすめします。
また、この際に買い手から手付金(価格の10パーセントほど)をもらうことがほとんどです。
5. 引き渡し
契約から1カ月から2カ月ほどで、引き渡しを行います。
6. 確定申告
空き家の売却が完了し、利益が発生した場合は税金を払うために確定申告をする必要があります。
期限は売却した翌年の2月16日から3月15日までなので、忘れずに行いましょう。
□売却時のポイント
不動産売却は考えなしに行ってしまうと失敗する可能性が高く、特に売却までの年数に顕著に現れます。
売却を失敗しないためのポイントも見ていきましょう。
*売却期間が長引くことを考慮しておく
ここ最近で空き家が増えてきており、売却までの期間が長引く傾向にあります。
そのため焦って売却しようとせず、長い目で見て売却できるように価格設定を行いましょう。
*目標は3年以内での売却
なぜ3年以内なのかというと、「3000万円の特別控除」のような税金に関する優遇を受けられるからです。
また3年以上売れない空き家は、条件や状態に何かしらの問題がある可能性が高いので、不動産会社と相談してみましょう。
□まとめ
空き家の売却は基本的にある程度期間を要することを前提として計画を立てましょう。
また、特例を受けるために長くても3年以内に売却することを目標に、まずは売却までの流れを事前に把握して、そこから売却時期を逆算してみてください。