空き家に残された仏壇はどうする?選択肢をご紹介します!
2022/09/09
空き家の片付けをする中で、処分方法が難しいが仏壇です。
仏壇の処分方法がわからず、お困りの方も多いでしょう。
そこで今回は、空き家に残った仏壇の対処法と仏壇を処分する際に必要な儀式についてご紹介します。
□空き家に残った仏壇の対処法
空き家に残った仏壇は、居住している家に移すか処分するしかありません。
ご先祖様のことを考え、簡単に処分したくないという方もいるでしょう。
そんな方は、仏壇を居住している家に移すと良いでしょう。
居住している家の面積が空き家ほど大きくない場合は、仏壇をより小さいものに買い替え、ご先祖様の魂を入れ替えましょう。
一方で、仏壇を処分する場合も、寺院に依頼する方法や自分で処分する方法などさまざまな方法が考えられます。
処分条件によって費用や方法は異なるため事前に確認しておきましょう。
また、仏壇を移す場合も行う儀式があるため、その儀式についてご紹介します。
□仏壇を処分する際に必要な儀式
*閉眼供養
閉眼供養は最初に行う儀式で、仏壇には魂が宿るという考えのもと、僧侶の方に読経を依頼しご先祖様の魂を仏壇から抜いてもらいます。
閉眼供養は、魂抜きやお性根抜きなどと呼ばれることもあります。
*開眼供養
開眼供養は閉眼供養の後、仏壇を移動する際に行うものです。
新しく仏壇を設置する場所で読経してもらうことで、仏壇に再び魂をこめてもらいます。
仏壇を新しく買い替えた場合にも、開眼供養をしてもらうようにしましょう。
*お焚き上げ
開眼供養をした後、仏壇は通常の家具と同じものになるため、処分方法の1つとしてお焚き上げがあります。
お焚き上げは仏壇を寺院で供養し、浄火で焼却することです。
また、空き家の仏壇を移動させる場合は寺院に依頼して仏壇の魂を抜いてから運ぶ必要があります。
最初に居住している家に移動させる1週間〜前日の間に寺院に依頼して、仏壇の魂を抜いてもらいます。
その後、仏壇を運び設置します。
仏壇を運ぶ際は仏具を外し、仏壇が横向きにならないように注意しましょう。
設置後、仏具を取り付けてから僧侶に開眼法要をしてもらいます。
これで仏壇の移動が完了となります。
□まとめ
今回は、空き家に残った仏壇の対処法と仏壇を処分する際に必要な儀式についてご紹介しました。
空き家に残った仏壇は居住している家に移す、または処分する選択肢が考えられます。
仏壇を処分する場合は、閉眼供養、開眼供養、お焚き上げなどの儀式を行うようにしましょう。