空き家問題の現状と対策についてご紹介します!
2023/03/10
家族から家を相続しても、何にも使わず空き家状態で放置していると様々なリスクがあります。
特に最近は空き家に対する規制も厳しくなり、空き家の所有は無駄な費用を生むだけです。
そのため現時点で空き家を所有している方が居れば、できるだけ早めに活用する方が得策なのです。
ただ、どんな活用をすれば良いかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、空き家問題の現状と対策についてご紹介します。
□空き家の持つリスクとは?
空き家の放置によるリスクは、「周囲への悪影響」「犯罪に利用される」「資産価値が下がっていく」の3つです。
1. 周囲への悪影響
家は人が住まなくなると換気や清掃が行われなくなるので、劣化のスピードが一気に上がります。
それによって建材の落下やにおい、害虫の原因になります。
建材の落下で隣家のものを破損させたり通行人にケガをさせたりすれば、その責任を負わなければなりませんし、においや害虫による被害も非常に迷惑をかけることになります。
2. 犯罪に利用される
空き家にゴミを不法投棄されたり放火のターゲットになることもあります。
他にもたまり場や犯罪者の取引場所として使われることさえもあります。
3. 資産価値が下がっていく
前提として、不動産は時間が経てば経つほどその価値は下がっていきます。
空き家ももちろん同様で、放置すればするほど資産価値は下がり、早く売却していれば売れていたかもしれないものが、解体しかできなくなる可能性もあります。
□空き家の活用方法について
空き家対策には大きく分けて、「売却」「活用」の2種類がありますが、今回は「活用」について具体的に見ていきましょう。
*賃貸にして貸す
空き家の状態が良ければそのまま、良くないのであればマンションやアパートに建て替えて賃貸にすると良いです。
これによって一定の家賃収入を得られるので、毎月の収入にゆとりができるかもしれませんね。
この場合、不動産会社を利用して賃貸に出す方法が一般的です。
*解体する
空き家自体を解体し、土地を駐車場やその他の用地に活用する方法です。
マンションやアパート賃貸に比べて初期費用が少なく、手を出しやすいというメリットがあります。
また、解体後新しい建物を建てて自分で住むのも可能です。
□まとめ
空き家を放置すると、建材の落下やにおい、害虫の被害を周囲に与えてしまいます。
また、資産価値も下がってしまうので売却しようとしても不利に働いてしまうことに加え、活用の際の選択肢も狭まってしまいます。
できるだけ早い段階で、売却か活用かを検討しましょう。