離婚したら持ち家はどうする?売却がおすすめです!
2022/01/27
結婚しているときに築き上げた共有財産は、夫婦が離婚する際に協議して分配する必要があります。
それまで共同生活していた持ち家もその対象で、適切に処理しないと後になってトラブルになる可能性があります。
今回は、離婚したときに持ち家を売却するメリットと売却時の注意点について紹介します。
□離婚後の持ち家のトラブルを防ぐには「売却」がおすすめです!
離婚後に、財産分与のトラブルの原因として頻繁に確認されるのが、持ち家の処理方法です。
どちらかが住み続けた場合、相手の名義の家に住むことになったり、多額の資金が必要になったり、離婚後も何らかの不満を抱えたまま生活することを強いられたりします。
やはり、問題を遺恨なくすっきり処理できる方法は「売却」だといえます。
「現金にするのに時間を要する」「住宅ローンの残金があると自由な売却ができない」といったデメリットはありますが、何より財産分与に関するさまざまなトラブルを防止できるという非常に大きなメリットがあります。
また、住宅ローンが完済されていない場合でも、売却の手段は残っています。
住宅ローンが残った状態はアンダーローンとオーバーローンの2つに分類できます。
前者は、住宅ローンの残りが住宅の売却額よりも低い状態のことで、普通の住宅と同様に売却できます。
後者は、ローン残高が売却額よりも高い状態を指しており、「任意売却」というリスクが伴う方法で売却しなければなりません。
□持ち家を売却するときに気をつけるべきこととは?
「売却」という手段は、不動産の財産分与に関するトラブルを防ぐために有効な手段ですが、その際に注意すべきポイントがあります。
前述したとおり、持ち家を売りたいときに残っている住宅ローンが売却額よりも高い場合は、オーバーローンという扱いになってしまいます。
この場合、不足額を補うためには自分の財産だけでなく、他の金融機関からの融資や親類からの支援が必要です。
オーバーローンでの売却を考えている方は、夫婦の総資産を削ってまで売却する必要があるのか、入念に確認しましょう。
□まとめ
「売却」は離婚後の財産トラブルを防止できる手段の1つですが、残っている住宅ローンの金額によっては、その是非を慎重に検討しなければなりません。
当社では、不動産の売却に関するコンサルタントメニューを用意しております。
持ち家の売却に関して不明な点がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。