相続予定の不動産を売却したい方へ!売却のタイミングとコツをご紹介します!
2022/01/23
相続する予定の不動産を売りに出すタイミングで悩んでいる方はいらっしゃるのではないでしょうか。
たとえ優良不動産でも売り時を間違えると、買取価格が低くなることがあるので、相続前後で評価額がどのように変化するか把握することは重要です。
今回は、相続予定の不動産を売却するタイミングを見極めるコツを紹介します。
□相続前か相続後か?不動産を売却するタイミングとそのメリット・デメリットをご紹介!
不動産を相続する前に売却する場合、それは一般的な不動産の売買として扱われます。
そして、元の所有者が売り手となるので、売却時の不動産譲渡所得に対して、元の所有者の住民税や所得税が適用されます。
この場合、不動産所有者に一括で現金が支払われるので、不動産の維持にかかる費用を抑えられるメリットがあります。
不動産を相続する人が複数いる場合は、相続の際に発生するトラブルを防げることも大きなメリットです。
相続前に不動産を現金に変換しておけば、素早く分割できる可能性が高まるので、相続にかかる手間や期間を削減できます。
ただ、現金の相続には、不動産の相続よりも高い相続税率が適用されることも忘れないようにしましょう。
一方で相続後に売却すると、相続税を節税できる可能性があります。
しかし、相続人が複数いる場合、所有権が共有名義になっていると、手続きが複雑になってしまいます。
ただ、相続人が1人だけの場合は、相続後の売却のメリットだけを享受できるかもしれません。
□不動産を早く売るためのタイミングを見極めるコツとは?
不動産を早く高く売りたいなら入念な準備は欠かせません。
不動産を売り出す前は相場の調査や媒介契約の締結などに最長4週間、売り出し中は条件の交渉や売買契約の締結などに3カ月、売り出し後の決済には2カ月、それぞれ時間を要します。
つまり、決済を完了させたいタイミングから6カ月程度さかのぼって、準備を開始するのがおすすめです。
早急に不動産を売却したいという方におすすめなのが、買取という手段です。
不動産会社に買取してもらう方法なので、仲介業者を挟んで個人の買い手を探すのにかかる時間を省略できます。
しかし、買取の相場は、仲介の相場よりも2割から3割程度安くなってしまうので、あくまでも最終手段として考えておきましょう。
□まとめ
不動産は売却のタイミングによって、価格が変動します。
また、相続の前後で手続きの複雑さも異なるので、相続予定の不動産の売却を検討する際は、事前にタイミングを考慮して売却の準備をする必要があります。
不動産の相続や売却に関する疑問がある方は、ぜひ一度当社のコンサルティングメニューをご利用ください。