共有名義の不動産はトラブルになりやすい?不動産売却をお考えの方必見です!
2022/01/15
皆さんは、不動産売却の際の共有名義がトラブルの原因になりやすいことをご存知でしょうか。
本記事では、共有名義がトラブルになりやすいその理由とトラブルを避ける方法についてご紹介します。
共有名義で不動産売却をお考えの方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
□共有名義で不動産を売却する際に起こりがちなトラブルとは?
共有名義での不動産売却で発生しやすい問題は、以下の4つです。
1つ目は、共有者の賛成が得られないことです。
親などから相続した物件を何人かの共有名義で所有している場合、物件売却は難航しがちです。
複数の人で物件を所有している場合、売却する際には名義を持つすべての人の了承を得る必要があります。
2つ目は、共有者が勝手に売却してしまうことです。
前述の通り、共有名義の物件を売りに出す際には共有者の同意を得ないといけません。
しかし、中には共有者の同意を得ないまま他の共有者が勝手に物件を売ってしまうケースがあります。
3つ目は、共有者全員に売却代金が分配されないことです。
共有者全員の同意のもとで物件を売却した際には、そのうちの1人が代表として不動産会社とやり取りします。
もし、この代表者が売却代金を受け取った後に他の共有者に分配しなかった場合、言わずもがな共有者の中でトラブルが発生してしまいます。
4つ目は、売却価格が安すぎることです。
物件ははじめ、売主の希望売却価格で売りに出されますが、買い手との交渉で実際の売却価額が低い金額になってしまう可能性があります。
これを防ぐために、共有者の中で最低希望売却金額を設定しておくと良いでしょう。
□どうすれば土地の共有を避けられる?
共有者間でのトラブルを避けるためには、共有状態にしないことが最も簡単な方法です。
ここでは、土地の共有状態を避ける3つの方法についてご紹介します。
1つ目は、共有状態にしない方法です。
共有名義にしてしまっている物件や土地がある場合には、1人に名義を変えると良いでしょう。
複数人が同じ土地などを相続した際には、1人に名義を任せ、売却後に売却代金を分割するのもおすすめです。
2つ目は、共有物分割する方法です。
共有分割は共有している土地などを分割し、それぞれの土地を単独者の所有物とします。
分割した共有物はその所有者によって、いつでも売却可能です。
共有物を分割する際には、できるだけ共有者の納得を得た公平な方法で分割するようにしましょう。
3つ目は、弁護士に相談する方法です。
共有された土地を分割する場合には、法律の問題も絡んできます。
弁護士という第3者に公正な対処を任せることで、親族間でのトラブルを未然に防げます。
□まとめ
共有名義の不動産を売却する際にトラブルが起こってしまうと、親族の仲を壊してしまう可能性があります。
そうならないためにも、共有者全員が納得のいく解決策を選ぶことが非常に重要です。
共有名義の不動産を売却する際には、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてくださいね。