不動産を相続するときの流れと注意点をご説明します!
2021/11/19
不動産相続と聞くと、ややこしくてトラブルも多いというイメージをお持ちの方や、どうやって手続きすれば良いか分からないという方が少なくありません。
そこで今回は、不動産相続について流れと注意点をわかりやすく説明します。
□不動産相続の流れを説明します!
まず、不動産相続するために法廷相続人と財産相続を確定させます。
一般的には、配偶者や子供が受け継ぎますが、自筆証書遺言書や公正証書遺言書などの遺言書がある場合や、配偶者と子供がいない場合は、他の人が受け継ぐこともあります。
不動産相続人を確定させ、遺産の合計額を計算しますが、借金やローンなどマイナスの遺産も含めて計算しましょう。
法定相続人と財産相続人を確定させたら、次に、分割協議を行います。
遺言書があれば、遺言書に従った遺産分割になりますが、遺言書がない場合は、相続人同士で遺産の分割協議を行います。
その際には相続人全員が署名、押印し、遺産分割協議書を作成します。
トラブルに発展するケースも多いため、専門家に相談しましょう。
分割協議が終わり分割方法が決まったら、不動産の名義変更手続きを行いましょう。
協議で決まった相続人が法務局に行き、相続登記の手続きをします。
相続登記の期限はありませんが、遅くなるとトラブルに発展するケースも多いため、忘れずに行いましょう。
名義変更の次は、相続税の申告と納付です。
相続税の課税価格を確認し、相続税申告書を作成します。
相続税申告の期限は相続開始の日から10ヶ月以内となっています。
期限を過ぎてしまうと特例が受けられなかったり、延滞税や加算税がかかったりする場合があるため、早めに準備しておきましょう。
□不動産相続の3つの注意点!
1つ目は、共有名義に注意することです。
不動産を共有名義にする方法がありますが、運用や売却など何をするにも相続人全員の意思確認が必要になるので、意見が対立するとトラブルに発展する可能性があります。
トラブルを避けるためにも、相続時に売却するなどして共有名義は可能な限り避けた方が良いでしょう。
2つ目は、配偶者居住権がある場合に注意することです。
配偶者居住権とは、夫婦の一方が亡くなった場合に、残された配偶者が、所有していた建物に一定期間は無償で居住できる権利のことです。
生前に配偶者居住権が登録されているかを確認しておきましょう。
3つ目は、空き家のまま放置しないようにすることです。
相続人がいない場合に、空き家になっていることがありますが、空き家は様々なリスクが伴います。
老朽化して倒壊したり、不法投棄や放火などの犯罪に巻き込まれたりする可能性があります。
管理費用もかかるので、できるだけ早く処分しましょう。
□まとめ
今回は不動産相続の流れや注意点について説明しました。
不動産相続はややこしい手続きも多いため、専門家に相談することをおすすめします。
分からないことがあれば、ぜひ当社にご相談ください。